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2018.08.20

Sanaの部屋:品詞の印(接尾辞)を気にしてみる ~辞書ノススメ~

 

 

Moi!(「モイ」はフィンランド語で「Hi!」)

主に中高生の個人レッスンを担当しているSanaです。

「あれ?前に「Moi moi!」=「Bye bye!」って書いてなかったっけ?」と思い出してくださった方…その通りです!

ということは、私の1回目のあの長いブログを最後まで読んでくださったんですね!

ありがとうございます♪

そういう「気付き」、語学を学ぶ上で、とても大事だと私は思っています。

(ここまでが私の一人芝居じゃないと良いのですが(^_^;))

 

 

 

さて、ここで質問。

「ポジとネガ」で連想することは?

 

 

「写真のでしょ?」と即答したあなた…間違いなくカメラ小僧ですね?

(意味が分からない方は、ネットで「35mmカメラ」と検索してみてください)

 

 

かつての少女はアニメ「クリィミー・マミ」とか、ふくやまけいこのマンガ『ゼリービーンズ』と答えるかもしれません。

ちなみに、私、両方とも大好きでした。

 

 

でも、これ、あうりんこの、ENGLISH STUDIOのブログなんです。

写真のフィルムのことでも、かわいらしい2匹の猫ちゃん or 猫型ロボットのことでもなくて、それらの元になった英単語を想像して、分からなければ辞書で調べてみて欲しいのです。

 

 

ポジはpositive、ネガはnegativeという英単語が元になっています。

意味が分からない場合は、辞書を引いてみてください。

辞書を引いたら、意味を見て、すぐさまぱたんと閉じるというあなた…ちょっと待った!

それはもったいない辞書の引き方です。

必ず品詞もチェックしておきましょう。

positiveもnegativeも形容詞です。

「ということは、両方に共通する-tiveは、形容詞を示す印だな!」と思ったあなた、素晴らしい…そして、惜しい!

例えば、adjectiveのように、「形容詞(的)の」という形容詞と、「形容詞」という名詞が、同じ形の単語…なんてことも中にはあるんです。

辞書を引く度に意味だけでなく品詞もチェックしている内に、-tiveが形容詞の印だと気付き、更に名詞になることがあると気付いたら、それも頭の片隅に入れておきましょう。

でも、何のために?

 

 

 

例えば、こんな問題があったとします。

 

 

(  ) adjectives are used to describe an object which is at the upper or lower limit of a quality (the tallest, the smallest, the fastest, the highest).

 

 

上記の文の(  )に入る単語を下記の中から選びなさい。

 

 

Superlative / Superlatively / Superlativeness

 

 

 

国語ができるから読解力が高くて、英文法はあまり自信がないけれど、語彙力があるために、なんとなく意味が分かっちゃう…というタイプのあなたは、「(the tallest, the smallest, the fastest, the highest)」のところに着目して、「これって最上級のことを説明してるんじゃない?」と気付き、「最上級っていう単語、なんていうんだろ…」と意味から類推して問題を解いたのではないかと思います。

いわゆる「国語的な」解き方です。

ただ、この解き方は、問題文が長くなればなる程、時間がかかってしまいます。

 

 

では、辞書を引く度に品詞に着目した場合は、どういう解き方になるでしょう?

「選択肢はみんなSuperlative-が付いているから、これは意味ではなく、品詞を問う問題だな。意味を知らない単語も所々あるけど、気にするのやめようっと。adjectivesは-tiveで終わってるけど、動詞are usedの前にあるから主語、ということは、形容詞じゃなくて名詞。その前にあるということは、(  )は名詞を修飾できる品詞…ということは形容詞。-lyは副詞、-nessは名詞だろうから、答えは-tiveが付いたSuperlativeしか有り得ない!」

言葉にすると長くなりますが、頭の中ではもっと速く、一瞬で判断できるので、意味から類推するよりずっと速いです。

また、このような「論理的な」解き方だと、答えを迷うことが減っていきます。

意味から類推する場合、大きなヒントとなる「(the tallest, the smallest, the fastest, the highest)」の部分がないと、分かりにくいかもしれませんが、品詞から考える場合、その部分は必要ありません。

 

 

 

「僕は理系だから、英語は苦手なんだ」と言う生徒さんが時々いますが、そんなこと思う必要は全然ありません。

「論理的な」解き方は、数学を解くのに似ています。

ちなみに、私がフィンランド語を習い始めた頃の日本人の先生は、大学では情報処理を教えていました。

情報処理のネタとしてフィンランド語を扱っている内に、フィンランド語の魅力に嵌まったようです。

語学を好きになるのに、文系も理系も関係ありません。

 

 

また、「私は文系なので、「数学的な」解き方なんて、無理!」と思う必要もありません。

これまたちなみに、ものすごく「数学的な」考え方をする私のもう一人のフィンランド語の先生は、「数学なんて、キライです。私、文系なので」と言っていました。

「論理的な」解き方をしている内に、脳がそれに慣れていきます…ただ、「数学的な」解き方ができるようになっても、数学が好きになるとは限りませんが(^_^;)

 

 

「辞書なんて引いたこと、ない!そもそも、持ってない!だって、教科書の新出単語は、教科書の後ろに意味が載ってるから」というあなた…もったいない!

辞書は引けば引く程、語彙を増やしていくことができます。

教科書に出てくる単語は最低限必要なもので、それだけ覚えていれば良いという訳ではありません。

それに、海外の好きなアーティストとかスポーツ選手の言葉を、直接理解できたらいいと思いませんか?

例えば、twitterのように短い文なら、文法的にそんなに難しいはずがないので、中学・高校レベルの英語で充分理解できます…単語の意味を知っていれば。

紙の辞書や電子辞書を持っていないなら、スマホで単語の後に「意味」と入力すれば、weblioなどのオンライン辞書に飛びます。

 

 

 

でも、私のお勧めは断然、紙の辞書です。

何故なら、紙の辞書には自分の気付いたことをどんどん書き込めるからです。

「あぁ、何か英文を目にして、こういうことを言いたい時は、こういう文にすればいいんだ」と思ったら、それを辞書の余白に書き込んでいきます。

すると、次にその単語を引いた時に、自分の書き込んだ文が目に留まるので、「そうそう、こういう言い方するんだった」と思い出せます。

辞書は買った時点では、みんなおんなじ辞書ですが、書き込んで、使い込んで、自分色に染め上げることで、「自分だけの」「この世でたった1つの」辞書として完成していくのです。

 

 

 

品詞に着目して辞書を引き続けている内に、辞書に「浸かる」ことが堪らなく好きになって、英語そのものも好きになりますように♪

 

 

 

今日のところはこの辺で…Hei hei!(「ヘイヘイ!」はフィンランド語で「Bye bye!」の意味)

 

 

 

PS

次回の私のブログの書き出し、何で始まるか分かりましたか?